風俗をはじめようと思っている女の子の不安のひとつに、「性病」があげられます。
お仕事しているひとが病気になったという話を見聞きした人もいるかもしれません。
たしかに粘膜接触のあるお仕事なので性病のリスクは少なからずあるのは事実です。
だからこそお店はリスクを減らすための衛生対策を行っています。
ここでは、もし性病になってしまった際の治療法をまとめています。
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【性病の見分け方】
【性病の対策】
では、風俗でなりやすい性病とはどんなものでしょうか。
・クラミジア
・淋病
・ヘルペス
・梅毒
・カンジダ症
『ちょっと違和感がある』が危険信号!
性病は感染しても無症状であることが多く、症状がでても比較的軽い場合があります。
「ちょっと違和感があるな」と思ったら、一度は検査を受けることをオススメします。
性病の中で最も感染率が高い性病。
【感染経路】
オーラルセックスや生挿入、キスなどの粘膜同士の触れあいで感染します。
性行為1回の感染率は約50%です。
【潜伏期間】
1~3週間
【症状】
クラミジアは感染場所によって症状が異なります。
▶膣クラミジア
無症状なことが多く、あったとしてもオリモノが増えたり、痒くなったりする程度です。
▶喉クラミジア
風邪のような症状があります。 喉が腫れたりイガイガ感がでます。
【治療法】
クラミジアは抗生剤を飲んで治療します。
しっかりと薬を飲めば完治しますが、1回では治らないこともあるので、必ず再検査を受けましょう。
性病の代表格です。
淋病は淋菌という菌が感染し発病する性病です。
淋病は弱い菌で、日光や乾燥・温度の変化によって感染性を失います。
そのため、性行為以外で感染することはほとんどありません。 また、消毒液でも簡単に死滅します。
【感染経路】
生挿入やオーラルセックス、キスです。
口から口、性器から性器、口から性器へと感染します。
【潜伏期間】
2~7日
【症状】
女性は淋病にかかっても無症状ほとんどです。
しかし、人によってはオリモノが増えたり不正出血したりする場合があります。
酷くなると痒みや排尿痛があります。
【治療法】
抗生剤の点滴で治療します。
ほとんどは1回の点滴で完治します。
中には、治りずらい方もいるので自己判断せずに再検査を受けましょう。
風俗業界でいわれるヘルペスは、下半身に症状がでる「性器ヘルペス」を指します。
【感染経路】
セックス、キス、オーラルセックスです。
口から口、性器から性器、口から性器へと感染します。
また、この性病は感染力が強く、お風呂の椅子やタオル・トイレの便座の接触といった性行為以外の行動でも感染する可能性があるのが特徴です。
衛生管理が徹底されてないお店だと感染リスクは高まります。
【潜伏期間】
5~10日
【症状】
感染すると痒みのある水疱が多数できます。
症状がはじめて1週間が経過すると悪化し、水疱の数も増え痛みも出てきます。
酷くなるとリンパの腫れ、発熱、人によっては膀胱炎になることもあります。
【治療法】
抗ヘルペスウイルス薬という薬で治療します。
症状が強い場合は点滴が必要です。
だいたい1〜2週間で完治します。
厳密にいうと性病ではありませんが、風俗業界では性病の一種として扱われています。
【感染経路】
カンジダはもともと体内にいる菌で、ストレス増加や体力低下など体に異変があると繁殖します。
【症状】
性器に繁殖してしまうと、強烈なにおいや痒み、炎症による痛みなどを引き起こします。
悪化すると排尿痛が生じてトイレも困難になります。
【治療法】
膣錠やクリーム剤で治療します。
カンジダ菌は水虫の原因菌などと同じ真菌で、治療には抗真菌薬を使います。
治療期間は6日間が目安です。
陰部周辺にイボのようなものが形成される性病です。
放置していても回復することもありますが、放置してしまうと徐々に大きくなり、他の個所に広がります。
妊娠・出産時には必ず治療してください。
感染したまま出産すると子供の「喉、性器、肛門」にイボができてしまうことがあります。
【感染経路】
性器同士が擦れることで、粘膜表面の傷からウイルスに感染します。
中には、感染経路がはっきりせずうつる覚えがないのに感染してしまうこともあります。
【潜伏期間】
3週間~8ヶ月
【症状】
大小陰唇や膣前の表面に(顆粒状、鳥のトサカ、カリフラワーのような)突起が複数できます。
それ以外にも肛門内、尿道、舌、口内に感染することもあります。
自覚症状がない事がほとんどです。 人によっては痒みや違和感を感じます。
【治療法】
液体窒素による冷凍凝固法を1~2週間に1度のペースでおこないます。
液体窒素を浸した綿棒を患部に押し当て数秒凍結させる。これを数回繰り返します。
1回で完治することは少なく、大きさやイボの数にもよります。
症状によってはコンジローマの増殖を抑える塗り薬を使用します。
薬は1日置きに、寝る前に塗り、朝石鹸で洗い流します。
梅毒は、梅毒トレポネーマという病原体が感染することにより症状がでる性病です。
【感染経路】
性行為だけでなくキスでも感染します。
【潜伏期間】
3~6週間
【症状】
梅毒は感染した経過時間によって段階が3つあり、それによって症状が異なります。
▶1期:陰部のしこりやリンパの腫れ
▶2期:手のひらや足の裏に赤い発疹やブツブツ
▶3期:腫瘍ができ、全身の臓器まで影響します。 髄膜炎や神経障害にかかります。
最悪重篤化することもあるので、早期発見・早期治療が重要です。
【治療法】
早期発見であれば、抗生剤による治療で治ります。
発見が早ければ早いほど治療期間も短くなります。
しかし、2期以降の発見となると完治までに2〜4ヵ月かかります。
シラミの仲間であるケジラミが陰部に寄生することが原因の性病です。
中には卵を産み付けられているケースもあります。
【感染経路】
ケジラミの感染経路は陰部同士の接触です。
そして、寄生場所から離れていても48時間は生きているので、毛布やタオルなどから間接的に感染する可能性もあります。
【潜伏期間】
1~2ヶ月
【症状】
感染すると感染部に激しい痒みを感じます。
【治療法】
陰部にケジラミや卵があることを確認し、専用のシャンプー・パウダーで2週間程度洗いづつけ治療します。
陰部の毛をすべて剃ることも効果的です。
HIVはウイルスの名前で、HIV感染=エイズというわけではありません。
エイズはHIVに感染した人が免疫力低下で合併症を発症することを指します。
その為、HIVに感染したらエイズを発症させない・発症を遅らせる為に免疫力を下げないことが重要となります。
【感染経路】
セックスやアナルセックス、性器同士の接触です。
【潜伏期間】
半年から平均10年ですが、なかには20年潜伏している場合もあります。
【症状】
初期症状:発熱、咽頭炎、関節痛 症状がインフルエンザに似ているためエイズだと気が付かないことが多いです。
その後、無症状のまま潜伏期間に入ります。
再度発症:下痢、寝汗、体重減少などが起こり、治療しなければ死に至ります。
【治療法】
エイズは抗HIV薬でウイルスの増加を防ぎます。
その間発症しないよう、免疫力を下げない治療を行います。
薬を飲み続け発症を抑えることで、普段通りの生活ができます。
また、飲む薬によっては血中のウイルス量を減らすことができ、他人に感染させる可能性を減らせます。
性病は放置、悪化すると不妊などを招きます。
せっかく高収入を得るためにお仕事をはじめたのに性病に罹ってしまっては、お仕事もできません。
お店でしっかりと衛生対策を講じ、女の子自身も対策していれば、性病のリスクを下げることは可能です。
ですが、それでも罹ってしまうことはあります。
そうならないためにも
お店と提携していて、検査してもらいやすい病院もあるので、
✓定期的な検査✓違和感を感じたら即診察
してもらいましょう。